海が豊かな理由

金華山沖は、世界的に有名な漁場であり、プランクトンを豊富に育てる親潮と南の幸を運ぶ黒潮がぶつかり合う。 その潮目には小魚を追いかけるたくさんの魚族が群がる。 仙台湾には、七つもの河川が流入し、自然の豊かな養分を運び込んでいる。 そして、その河口や松島湾、万石浦、鳥の海、その他の干潟などは、稚魚の絶好の生育所となっている。 沖の海底は、40m前後のなだらかな砂泥地が広がり、大根や弘法根をはじめとする数多くの天然礁や人工漁礁が散在している。

冬、春期

親潮系の海流が強く流れ込み、プランクトンが非常に豊富な湾と言われている。そのプランクトンを追ってコウナゴや釣りの世界ではアミコマセと呼ばれるイサダが集まり、またそのコウナゴやイサダを追ってカレイ、メバル、アイナメなどが豊富に集まる。

夏、秋期

カタクチイワシ やマイワシの大群が入り込む。明治の時代から,イワシとサバの旋網の漁場として全国に名を轟かしている。そのイワシを追ってイナダ、サバ、メジマグロ、カツオ、シイラなど回遊魚が回遊する。